2010年3月の記事

即興

最近、実習系の授業が多いのだが、
本日の演技の授業は、少々ユニークだった。

架空のボールを投げあい、キャッチボールをしている演技などは
殆ど台詞を使わずとも動作のみで表現でき、
互いの呼吸を合わせることができておもしろかったな。

どうやらこのキャッチボール演技は、
アドリブ力をつけるのに効果的らしい。
確かに、このキャッチボールには筋書きなどなく、
相手の反応を見てこちらもその場で動くからな。
いい訓練になるだろう。

演劇には子供の頃から興味があり、
演技は好きなのだが……。
俺はどうもアドリブは苦手でな……。

台詞の意味を解釈し、行間を読み、
登場人物の心情を汲み取ることはできるのだが……。

その場で台詞を考え出すというのは難しいものだ。

四ノ宮と逆だな。
俺は言うべき言葉さえ決まっていれば
間を読んで台詞を言うことはできるのだが……。
的確な言葉を瞬時に選び出すまでに時間がかかるのだ。

しかし、苦手だからといって避けて通るわけにはいかん。
なんとか、次の実習までに上手くなっておかなければ。

涙のflower powder

やぁレディ調子はどうだい?
ちゃんと元気で過ごせている?

この時期は、瞳に涙を湛えている女性が多いから
心配になってしまうよ。

苦しくて眠れない日々を送っていたりはしないかい?

もしキミが、涙にくれているのなら
オレを呼んで欲しい。

どんな症状もぴたりと止める
愛を言う名の媚薬でキミの心を癒してあげるよ。

あぁでも、本当に花粉症が酷いなら
早めに耳鼻科に行った方がいいね。

あれは本当に辛いから
キミにそんな想いをして欲しくはないのさ。

LESSONE10 ~愛のライバル~

男のことなんかあんまり語りたくはないんだが、
ボスからの命令じゃ逆らえまい。
一応、同室でライバルの聖川真斗について触れておこうか。

聖川真斗は、我が神宮寺財閥のライバル・聖川財閥の嫡男だ。
それだけでも気に食わないってのに、
まさか、同じ学園に入学してきた上に同室とはね……。

つくづくオレはついていない。
学校説明会であいつを見かけた時は自分の目を疑ったものさ。

まぁ、今は一応ライバルってことになってはいるが、
すぐにオレの方が優れているとわからせてやるさ。

もっとも、レディの扱いについては
今でも十分勝っているけどね。
そうだろ。ねぇ、レディ?

嘘だと思うなら、今すぐオレのところへおいで。
神話のようなロマンスを教えてあげるよ。

好敵手

同室のライバルというと神宮寺のことだな。
ただでさえ、家同士もライバル関係にあるというのに、
早乙女学園に来てまでライバルとは……。
つくづく因縁深いものだ。

神宮寺はそうだな……。
まず、あの服装からなんとかした方がいいだろう。
本人はファッションと言っているが、
あのように制服を着崩すのはどうかと思う。

あと、むやみやたらに女性を部屋に招きいれようとするのも
風紀を乱すので、できればやめてもらいたいものだ。

寝起きが悪いのもいただけない。
一体、何個目覚まし時計を置けば気が済むのか。

最終的にはすべて自分で止めてしまい、
結局、俺が起こすことになる。
だから早く寝ろといつも言っているのに……。

ひとり部屋ではないのだから
最低限のルールは守ってもらいたいものだ。

LESSON9~愛のWhite Sunday~

やぁレディ。
もうすぐWhitedayだね。
デートの準備はOK?
スケジュールはちゃんとあけてくれたかな?

今年のWhitedayは日曜日だから
しっかり予約しないと、
すぐにいい席が埋まってしまうんだ。

バレンタインデーが終ってからずっと考えていて、
候補はいくつかあるけれど
今回は、まだあまり知られていない穴場のあの店にしようかな。
知り合いの紹介なんだけど……いい店だよ。

キミの笑顔を見るためなら
オレはどんな努力も惜しみはしない。

だから期待していて。
今年のWhitedayには
キミに最高の1日をプレゼントしてあげるよ。

春色

徐々に暖かい日も増え、
真冬の寒さが和らいできたように思う。

そろそろコートもいらなくなってくる頃なのかもしれんな。
……とはいえ、まだまだ肌寒い。

そんな折、店で春色の毛糸を見つけた。
この色はこれからの時期映えるだろう。
カーディガンなら使い勝手がいいだろうか……。

先月の礼もせねばと思っていたことだし、ちょうどいい。
今から作り始めるとしよう。

愛の雛Festival

3月3日はレディのためのお祭りだよね。
キミがおひなさま……そしてオレは、もちろんお内裏様さ。

イッキ達が企画した「リアルおひなさま」ってイベントじゃ、
残念ながら右大臣だったけど……。
オレはいつでも、キミだけのお内裏様だよ。

それにしても、着物の女性は美しいね。
普段も可愛らしいが……。
着物姿はまた違った魅力がある。

着物姿の女性を見ると
どうしてオレは平安時代に生まれなかったんだろうって思うよ。

もし、オレがあの時代に生まれていたら
光源氏のように、宮中に浮名を流していたことだろうね。

あぁ、もちろん本命はキミ。
キミのハートが手に入るならそれだけで十分だからね。

桃の節句

ひなまつりとは女子のすこやかな成長を祈る祭であって
主役はあくまでも女子であり、
我々が馬鹿騒ぎをしていいものではない。

とはいえ……。
一十木の企画したリアルおひなさまとやらは
なかなか興味深かったのでな。
衣装についての相談をされた時、快く引き受けた。

参加していた女子も、とても楽しそうにしていたし、
細部までこだわって、衣装に手を加えた甲斐があったというものだ。

くじ引きの結果、俺は左大臣に決まった。
位が高いのは光栄なことだが……。

左大臣はその……少々年がいっているのでな。
リアルを追求したら仮装のようになってしまった。

白髪の老人……。
あれが数十年後の自分の姿なのかもしれないと思うと、
なにやら複雑な気分になった。

数十年後、俺はどこで何をしているのだろう。
誇れる自分になっているのだろうか。
……そうありたいものだな。