2010年2月の記事

ケンカするほど……

喧嘩するほど仲がいい……とはよくいったものだね。
この前は、とてもおもしろいものが見られたよ。

何って?
あのイッチーとおチビちゃんがケンカしていたのさ。

ケンカと言っても殴り合いなんかじゃなく
ちょっとした言い争いだったから
むしろ微笑ましかったけどね。

みんなそろって仲良しこよしをするのも悪くはないが
真剣に意見をぶつけ合うからこそ
分かり合えることもある。

ま、そういうことなんだろうね。
ふたりともその日のうちに和解していたし、
あれもいい刺激になったんだろうさ。

ん? オレはどうなのかって?
オレは、争いごとはあんまり好きじゃないな。
めんどうだからね。

それに……。
例えそれで仲が深まるのだとしても
レディとはケンカをしたくはないな。

何故ってそれは……。
例えほんの少しでもキミを傷つけたくないから。

それじゃ答えにならないかい?

ユニゾン

誰かと声を合わせ、歌う。
それはとても難しいことだ。

例えそれが信頼している友であったとしても、
完璧に相手を把握しているわけではないし、
まして普段から、理論よりも感情で生きている一十木や
感性が違いすぎて、何を考えているのかまったく読めない四ノ宮と
心をひとつにし、声を合わせなければならないのだ。

おそらく並大抵のことではあるまい。

にも関わらず、
あのふたりは、まったくもってその大変さを理解していない。

むしろ状況を楽しんでいるというか、
単純に歌うのが楽しくて仕方がないといった感じだ。

これは、俺がなんとかするしかあるまい。
そう気負っていたのだが……。

四ノ宮は天性のセンスのよさで、ここぞというポイントをおさえてくるし、
一十木は一十木で、生まれ持った勘の良さから
上手く四ノ宮に合わせてくる。

これなら、俺がふたりに合わせさえすれば、何も言わずとも
まとまりのある歌になるだろう。

わかっているようで
本当にあのふたりを理解していなかったのは
俺の方かもしれないな。

歌を通して友の新たな面をみることができるとは……。
どうやら今回の課題は俺にとって得る物が多そうだ。

LESSON8 ~愛のHOT Lemon~

やぁレディ。
調子はどう?
体調を崩していたりはしないかい?

最近風邪が流行っているみたいだから心配だよ。
特に小雪のちらつく日は気をつけて欲しいな。
そういう日はあたたかく過ごして欲しいよ。

そうそう、知り合いに薄着でマラソンをしていたツワモノがいてね。
俺にはとても真似できないから、すごいなと思っていたんだが……。
どうやらそれが原因で風邪を引いてしまったらしい。

キミは大丈夫だと思うけど少し不安になってしまうのさ。

もしキミが風邪を引いたら、すぐにオレに教えて欲しい。
キミが笑顔になれるまでずっと傍にいると約束するよ。

見舞いに行くときは……そうだな。
薄紅色の薔薇の花束を持って
それから愛情たっぷりのHOT Lemonをいれてあげる。

それを飲んだら
オレの愛に包まれてゆっくり眠るといい。

だから……ね。
遠慮はなしだよ。
だってオレはキミを笑顔にするためにここにいるんだからさ。

風邪が流行っているようだ

今朝、教室へ行ったら咳き込んでいるものが数人いた。
マスクをしているものも見かけたな。

歌い手……そして演じ手として、喉は大切にしなければならない。
いざ仕事が入った時、風邪をひいていては迷惑をかけるからな。

手洗いうがいは言うに及ばず、
冬場はマスクをして出かけた方がいいだろう。

俺達はまだプロではないが、今から気をつけておかねば。

そういえば、うがいをする際、
緑茶を使うと良いと聞いたことがあるな。
今度試してみるか。

パーティ

やぁ、レディたち。
たくさん美味しいチョコレートをありがとう。

本当ならお礼も兼ねて
今日はデートをしたかったんだけど……。

あいにく先約があってね。
イッチーやおチビちゃん達が主催するパーティに呼ばれていたのさ。

まさか、この年でお誕生日会が開かれるとはね。
発案は誰なんだか……。

けどまぁ、それもおもしろい。
せっかくだから参加させてもらったよ。

料理から部屋の飾りつけまですべてが手作りで
なかなか新鮮だったな。

たまには、ああいうのも悪くない。
あんな風に素直に祝われるのは初めてだからね。

少し気恥ずかしい気もしたが……。
心から感謝したいと思った誕生日は今日が初めてだよ。

感謝の気持ち

今日はやたらとじいが張り切っていた。
毎年この時期は、同じことの繰り返しなのでもう慣れたが……。
たまには直接対応したい。

じいの過保護ぶりにも困ったものだ。
今日は休み時間のたびにうちのクラスにやってきて
ずっと俺に張り付いていた。

誰かが俺に話しかけようとするたびに
取次ぎは自分がと言って強引に……。

ああなっては、俺にも止められなくてな。
皆には本当に申し訳ないことをした。

そんな状況にもかかわらず今年は
チョコレートをもらうことができた。
感謝してもし足りないな。

じいの相手は大変だったと思う。
せめて来月は俺から直接礼をしなければ……。

本当にありがとう。

離れて気付く大切さ

この前ジョージが……。

あぁ、ジョージってのは、オレの世話係みたいなものさ。
いつもは隣の部屋にいるんだが……。
「少し出て来る」
と言って三日程、帰って来なかった。

世話係といっても
聖川の教育係のじいさんのように口うるさく干渉してくることはないし、
普段、寡黙すぎるほど寡黙で、
いるんだかいないんだかわからないような奴だけど。

いざいなくなると……。
やっぱり少し物足りないものだね。

子供の頃から傍にいるのが当たり前だったから
もう殆ど空気みたいなものだったが、
離れてみるとその存在が自分にとってどんなものなのかがよくわかる。

いるのかいないのかよくわからないからといって
いなくていいわけじゃない。
ただ、いるのが当たり前になりすぎて
普段は気に留めていないというだけなんだろうね。

ねぇ、レディ。
キミはずっと傍にいてくれる?

レディには片時も俺の傍を離れないでいて欲しい。
できればずっとこの腕に抱いていたい。
そう願うのはイケナイことかい?

立春

立春とは春の始まり、
そして、旧暦では今がちょうど正月にあたる。

昔の人は春の始まりを1年の初めにしたのだろう。
その気持ちはよくわかる。

確かに1年の始まりは正月からだが、
4月に入学、3月に卒業するからだろうか、
なんとなく1年の始まりは4月のような気がするのだ。

1月や2月は年の初めではあるのだが、
どこか物悲しく、
ああ、もうすぐ終わってしまうという気にさえさせられる。

学生時代は特に1月から3月は短く感じるものだ。

だからこそ、今しかできないことをしておきたいと思う。
友と年中行事に参加するのもそのひとつだ。

しかし、昨日のアレは少々過酷だったな。
あの帽子がよくなかったのだろうか……。
もし、次回があるのであればデザインを変えた方がいいかもしれないな。

LESSON7 ~愛の恵方巻き~

やぁ、レディ。
最近寒いけど元気かい?

温もりが欲しくなったらいつでも言ってくれ、
オレが直接温めてあげる。

そういや、さっき寮の入口でおチビちゃん達が豆まきをしてたっけ。
約一名を除いてみんな汗だくだった。

シノミーの投げる豆は壁にめり込むほどの威力だからな、
そりゃ、おチビちゃんやAクラスの連中が必死になって逃げもするか……。
あれだけ動けば体も温まるに違いない。

ん? オレは豆まきしないのかって?
部屋でそんなことしたら後で豆を片付けるのが面倒だろう?
オレはそういうことはしない主義さ。

それより、恵方ロールを買って来たから後で一緒に食べない?

ん? 恵方巻きじゃないのかって?
それもいいが、せっかくキミと過ごすなら恵方ロールの方がいいと思ってね。

甘く蕩けるようなロールケーキとともに、
甘い時間を過ごそうじゃないか。

そうそう。
恵方ロールも、食べている間は恵方巻きと同じで
一言も喋っちゃだめってことにしよう。

だから、食べている間はずっと俺の瞳だけ見つめていて……。

もちろん、オレが食べている時も
ずっとオレだけ見つめていて欲しい。

ねっ、いいだろレディ。